漫画背景にマイホームデザイナーを活用しよう!【時短】

このクオリティが3分で!!

マイホームデザイナーを使うとこのくらいのクオリティの漫画背景が作れます。
個人的には及第点を余裕で満たしています。これが3分でできます。すごすぎる・・・!



こちら、拙作同人誌「昔はカッコよかった」から抜粋しました。マイホームデザイナー、革命的に便利
そんな超便利ソフト、マイホームデザイナーの紹介と漫画背景への使い方の解説が今回の主旨です。
※各ソフトの機能・使い方・バージョン等に関して誤った認識があるかもしれないことを予めご了承ください。

総括から。

・漫画背景にマイホームデザイナー、すごく使える!
・ただし建物の内観外観に限る。自然物等は苦手。
・クリスタEXの機能「レイヤーのLT変換」で簡単になじむ。
・クリスタEX⇒2万4千円
・マイホームデザイナーPRO9EX⇒10万円~
・3D素材データセンター⇒月額1000円
(2019年10月現在)

 

3Dマイホームデザイナーとは?

これです。

メガソフト(MEGASOFT)様より提供されている住宅デザインソフトです。

こんな風に間取りを作って・・・(サンプルから適当に引っ張ってきてもいいです)

家具を左からドラッグして配置するだけで建物の3Dが作れる!内観だけでなく外観も作り込めます。

この1K間取りのマンション1室は4時間程度でできました。(今描いている新作同人誌の主な舞台です)
配置する家具の構想等がすでに固まっている場合はその半分の時間で済むと思います。

本来は住宅デザイン用ですが、漫画背景にもすごく使えます。(カラーにも使えると思います)
しかも広報担当者さまが直々に漫画使用について言及してくれています。

メガソフトさんが漫画について言及している他のツイートが気になる方はこんな感じで調べるとよいと思います。

 

でも、お高いんでしょ?

高価なソフトです。PRO9EXが2019年10月現在、公式サイトで12万円でした。Amazonだと11万円でした。
他、必要に応じて素材集(約10000円)やデーターセンター(月額約1000円)などを買うとしたらさらに予算は必要です。
マイホームデザイナーには色んな価格帯のバージョンがありますが「PRO9EX」を選択することを強くオススメします。
今回の記事でオススメするやり方ですと、マイホームデザイナーPRO9EXの「アレンジ出力」機能を活用して線画を書き出します。

ですがこのソフトの恩恵を享受できるならば、安いと思える方もいるのではないでしょうか。
この記事がその判断の助けになればと思います。

このようにつくるのだ

まず、マイホームデザイナーで好きに部屋などを作ります。
様々なテクニックがある高機能なソフトですが、
①間取りを作って
②家具を配置
基本はこれだけです。
私自身あまり詳しくないため部屋を作り込む所までは本記事内で解説はしません。ごめんなさい。

そして3Dが完成したら、マイホームデザイナーPRO9EXの機能、アレンジ出力を使って書き出します。

書き出しできましたか?こんな感じの画像ファイルをpngあたりで保存します。

次にこれをクリスタで使います。2コマ目に張り付けてみました。

その後、キャラ等を描きます。

マスクをつけるなどして、キャラの後ろにします。

そしたらレイヤー名あたりを右クリック、レイヤーのLT変換⇒OK
このLT変換によってクリスタの方で輪郭線を強調し適度にレイヤを分けてくれたりします。便利すぎる・・・。

そしたらこんな感じになると思います。このままでは暗いので、新規色調補正レイヤ明るさコントラスト等で調整します。

こんな感じにしてみました。もうこれでほぼ完成ですね。

画面をみて違和感がないか検討します。
今回は机の下に影を乗算で足し、パソコンが黒いので画面が付いてるように白くしました。

完成!

キャラを描く時間を除けば、ざっと3分ほどでしょうか。しかもそれのほとんどが書き出しにかかる時間ですね。
なんだこの神ソフトは・・・

もう少し時間をかけてもいいという人は・・・
手前のキャラの頭らへんが少し背景に沈んでいる感があるので、少し白抜きしました。
他、右手前のタオル的なもののテクスチャがすこし単調なので上の方を白で飛ばしてグラデ風にしました。

漫画で使う際の留意点やテクニック

・光源
光源やライトは設定できますが、光らせたい場所とかがあってもクリスタで描いた方がきれいに仕上げやすいと思います。
もちろん光らせても光らせなくても明るさコントラスト調整等でどうにでもなります。


この図では窓から光が漏れる感じですが、クリスタ上で自分で描いた方がきれいにしやすいですね。
影も同様です。乗算で灰色(カラーの場合は紫系灰色)を足すのが簡単だと思います。

・テクスチャの解像度が低いことがある
素材によりますが、テクスチャの解像度が低いのでアップに耐えないこともあります。レタッチしたり妥協したりが必要です。


この図では、マットの質感テクスチャの解像度が低いですね。ぼやけてます。

・単調な面はグラデ気味にレタッチするとよし

床、ドア、あたりが単調だと思ったなら適度に光らせましょう。覆い焼きで適当に白を入れます。
覆い焼きにする理由は黒を飛ばさずに白入れるのに便利だからです。
エアブラシでざっとやっていいと思います。10秒くらいでできます。

またベッドと椅子の下に乗算で影もいれました。これは20秒くらいで影いれましたが、丁寧にやっても1分くらいでしょうか。
コツは荒く塗ってボカしていい部分をボカす感じです。ボカす前提の箇所は丁寧に塗り分ける必要はありません。
レタッチ完了!


もちろん全然タッチがない画面でもいいと思います。作風に合わせてください。

・自然物や布は苦手。でも色々妥協していけ!
木や植物、布は苦手です。必要に応じて手描きのレタッチが必要です。


上の例では木のシルエットを少し調整、あと空を付け加えました。

植木に3D素材のボックス線が出てしまっていますが、
消すのもめんどかったし添え木か何かに見えるだろうということで妥協しそのままにしました。
妥協は大事です。背景なんてほとんどの人がちらっとしか見ません!
個人的には時間がないなら空さえ描いておけばOKですね。
背景よりキャラに集中すべきです!

下図は布について。ベッドに注目してください。


手描きでちょっとシワを付け足しました。また、掛布団を書き加えておくことによってシワがなくてもそれなりに見えると思います。
本当はベッドや枕を書く際はもうちょっと布感が出るように輪郭線自体がもっと折り重なっていてもよいと思いますが、それをすると時間がかかるので輪郭線は3Dで出力されたものを利用しています。
輪郭線のディティールよりは影や光を入れ込む方が大事かなと思います。(もちろん寄りの絵の場合はその限りではありません)

ちなみに下図は影や光を入れる前の絵です。


これで完成でも全然かまわないと思いますが、ちょっとのっぺりしているかな?という印象はありますね。
最低限、キャラが床に落とす影は入れてもいいと思います。20秒でできますし!

 

便利機能

ドアや扉の開閉


完全に素材によりますが、ドアとか開け閉めしたりできます。
図は冷蔵庫の扉をパカパカしています。便利すぎる・・・
もちろん自分で作った3D素材を読み込んだりもできますぞ。

・あおり補正

こちらの図は少し下から見上げる感じになっております。画面はるか上方に消失点のある高さパースが入っています。

特にカメラ位置など変えずとも、右上にあるあおり補正ボタンを押すと・・・

高さパースが消えました。すごい!便利!
正面からの絵や寄りの絵の背景に使うといいと思います。

QAコーナー

ありそうな質問に答えます。

マイホームデザイナー12ではいけませんか?アレンジ出力という機能はないみたいですが・・・

もちろん構いません。ただし輪郭線を描画し適切な解像度で出力することができませんので、手書きで輪郭線をなぞったりする必要があるのではと思います。私も色々試しましたが、手書きで輪郭線を描かずには及第点の背景を作成することはできませんでした。
マイホームデザイナーはあくまでもアタリを取るだけという使い方をしたい方にオススメです。

 

まとめ

マイホームデザイナーは神ソフト。
クリスタもマイホームデザイナーも上位バージョンの機能が必須なので、予算は必要ですが・・・
12万円の価値があると思う方は、今すぐ購入してくるべし!

これを活用した時短で黒字化してしまう漫画家さんもいるのではと思います!

以上です。参考になりましたら幸いです。

 

マイホームデザイナーを活用する漫画家さんがもし増えたら、メガソフトさんがそういう人向けの便利な機能を追加してくれたりしないかなと思ったりします。
特に私は個人的に完成済み素材がもっと欲しいです。
さらにユーザーが作成した完成済み素材を購入できるようになどなれば、それを自分用にちょっと改変すればいいだけなのでウハウハですね。
例えば建築センスの必要なオシャレなショッピングモールとか、自分で作るのはしんどいです(笑)
メガソフト様、よろしくお願いします!

 

(宣伝)下記は私の漫画です。
ツイッターから全量読めますので、気になりましたらどうぞ~!(※18禁)